carview! PR企画 掲載期間:2017年2月2日〜2017年3月1日 | sponsored by FCA Japan

MTよりもATの方が自由かもしれない

アバルト124スパイダーの6ATモデルに乗りながら、クルマ好きにとって不変的なテーマである、「マニュアルトランスミッション(MT)派 vs オートマチックトランスミッション(AT)派」について考える。MT派の主張を要約すると、自分の意志で操作することでギアとエンジン回転数を思い通りにコントロールしたい、ということになる。

けれどもこのクルマの6ATにふれると、そんな議論の内容も少し変わるんじゃないかと感じる。高度に電子制御された最新の6ATは、アクセルペダルの微妙な踏み加減に繊細に反応して、狙い通りのギアとエンジン回転数をもたらしてくれるからだ。

たとえば高速道路の合流車線で少しアクセルペダルを踏み込むと、スムーズかつ素早くシフトダウン。望んだ加速を手に入れることができる。右脚の動かし方ひとつで、ギアもエンジン回転数もコントロールできるのだ。さらにパドルシフトやシフトセレクターの操作を加えれば鬼に金棒。迅速、正確、滑らかに望んだエンジン回転数と加速が手に入る。「ATだから制約がある」というのは、過去の意見なのだ。

もちろん、クラッチ操作にひと手間かける、MTの魅力を否定するものではない。手動でフォーカスを調整するマニュアル式カメラと同じように、「うまくできた!」という喜びがある。ただしマニュアル式カメラは、操作に集中するあまり、シャッターチャンスを逃すこともある。MT車にも似たようなことが起きていないだろうか。シフトはATに任せてしまい、余裕が生まれた分をコーナリングのラインを読んだり、景色や風を楽しむことに注ぎ込むというドライビングの楽しみ方もアリだろう。

さる著名なカーデザイナーが、こんなことを言っていた。昔と違って細かい計算をコンピュータに任せられるようになったので、浮いた時間をもっとクリエイティブな作業に注ぐことができる、と。6ATを搭載したアバルト124スパイダーに乗りながら、そんな言葉を思い出した。