[月刊チャージャー]
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バックナンバー 2005年7月号
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【連載】好きが高じてわらしべ社長 ロシア産・正体不明の生物を、退職金はたいて買い付けた女性。チェブラーシカジャパン代表 吉田久美子
 2005.07 CONTENTS
 Theme No.1
キライな上司の下でも、高い査定をもらう裏ワザ!
 Theme No.2
高田純次流 シゴト生き残り戦略
 Theme No.3
6歳児からの自社ビル。〜六本木ヒルズを眼下に〜
 Theme No.4
バンドデビューは、ミミズの衣装だった。
 Theme No.5
気になる業界別社員特典アレコレ
 Theme No.6
ロシア産・正体不明の生物を、退職金はたいて買い付けた女性。
 Theme No.7
根本はるみが、キュンとよろめくサラリーマンとは…
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周囲の猛反対の中、吉本興業を退社。

とあるロシア映画を探していた時のこと。ちょっと気になるスチール写真を見つけたんです。なんだか不思議なキャラクターが映ってる。ただ、そんなに心が動いたわけではありませんでした。何気なく手にしたという感じで。

それが、プリント(上映用フィルム)が届いて試写を観た途端、ヤラれました。スクリーンの中をちょこちょこ動く、上目遣いの謎の生物。これは絶対いける! シネマワイズで特集を組んでいたロシアアニメの1本として、ラインナップに加えることにしたんです。

もともと私は、いかにも可愛らしいキャラクターものが好きではありません。キ●ィちゃんもポケ●ンもダメ。ところが、チェブラーシカはいっぺんで虜になってしまった。これなら、私みたいな女の子……ちょっとオシャレな感じの女の子(笑)に、受けると確信したです。

予想は当たりました。いつもガラガラだったシネマワイズに、口コミのお客さんが詰めかけたんです。上映後にとったアンケートは、チェブラーシカへの愛があふれるコメントでいっぱい。これはぜひ、特集上映に留まらず、全国でロードショー公開したい。私は思い切って、会社にその旨をまとめた企画書を提出しました。

ところがその頃、社内には逆風が吹き始めたのです。ずっと赤字続きだったシネマワイズは閉館が決定。それでも私を守ってくれていた上司も退任が決まりました。私は映画を事業として続けたかった。でも、会社は許してくれなかったんです。「だったら、退社して自分1人でやろう」。悩みぬいての結論でした。年次的には昇進も決まっていて「辞めるタイミングじゃない」と周囲は猛反対。でも、決意が覆ることはありませんでした。どうしても、チェブラーシカを私の手で配給したかったんです。
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 カイシャ非常口
 
 
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