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22歳で手にした
ポルシェ。
中古車屋に転がり込んで1年ほど経った頃でしょうか。実家に呼び戻されたんです。母親が体を悪くしたので、それまでやっていた商売を引き継いでくれないかと。
ノベルティ用の文具等を企業相手に営業する仕事でした。一見、車とは何の関係もありませんが、これが私にとって大きなターニングポイントになったんです。
ある新規営業先でのことでした。先方担当者がポツリと「自家用車のタイヤを換えようかと思ってる」。単なる世間話のつもりだったんでしょう。でも、私は閃きました。中古車屋時代に知り合ったタイヤの卸し商に交渉すれば、安く分けてもらえるんじゃないかと。で、タイヤを卸値で仕入れて、利益なしで売ってあげたらお客さんは大喜び。私はノベルティ文具ではなく、タイヤで有名になってしまいました(笑)。
やがて、車そのものの買い替えを相談されるようになり、自動車オークションを使ってこれも安く仕入れることを思いつき……とうとう、家業で使うスペースの片隅に車関連の会社を立ち上げるに至りました。
とはいえ、きちんとしたノウハウもない私のこと。最初から軌道に乗せることなんてできません。オークションにおける売買のタイミングを外しまくり、当然、赤字(笑)。これはまずいとオークションの検査員資格を取り、猛勉強して、ようやく利益が上がるようになりました。
さらに、オークション代行というビジネスを思いついたのも大きかった。わずかな利益では仕入れが難しいので、お客さんの車をそのまま預かって代行出品を行い、手数料を取る方法です。これがうまくいって、22歳になる頃には年間2億円の売上と、自家用車にポルシェ911SCタルガを手にするまでに。
ちなみに、そのポルシェ911SCのリアには、カウンタックと同じサイズのタイヤ(345/35VR15)を無理矢理履かせてました。ドラム缶を加工した自作オーバーフェンダーを付けて(笑)。 |
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