[月刊チャージャー]
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バックナンバー 2005年10月号
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【調査】ぶっちゃけ、ラクしてカネは稼げるのか? 高額給与を手にしている人たちの実態!
 2005.10 CONTENTS
 Theme No.1
高額給与を手にしている人たちの実態!
 Theme No.2
実録・高田純次を作ったあのデキゴト
 Theme No.3
コダワリの認印を作る/篆刻(てん刻)
 Theme No.4
最初は1万6000円のギターで、「荒城の月」とかコピーしてました。
 Theme No.5
クシャミ1回から、人工肛門へ?!
 Theme No.6
ついに6000億円市場がキターーー(゜∀°)ーーー!!!!!
 Theme No.7
ワタシの日課は、鏡で胸をチェックすること。
 Theme No.8
スッチーがパニクっちゃうと・・・。
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元パチプロ五十嵐氏が語る人生論。
「ラクではなくて、楽しく生きろ!」

五十嵐 英昭(いがらし ひであき)
1973年11月27日名古屋市生まれ。個別進学塾の塾講師。25歳の頃、大学時代から始めた塾講師を辞め、パチプロへ転身。無職のまま、月収100万円のパチプロ成金生活を1年間続ける。その後、カナダ・アメリカに滞在し、ボランティア活動を約1年行う。帰国後はコンビニ店員をしながら、再び塾講師として教壇に立つ。現在は塾講師の傍ら、自分の体験談を元に「出会い・夢・気持ち」をキーワードに各地で講演も行っている。他人に任せず自分で人生の楽しさを見つけ、夢をもつ大切さを伝えつづける。
月収100万円のパチプロ生活よりも、時給700円の楽しい仕事!

働くことを放棄していたパチプロ時代。最初は、「ラクに稼ぐために」はじめたんです。スロットで月に100万円儲ければ、働く必要ないですからね。だけど、「ラクに稼げる」という考えは大間違いでした。想像してみてください。開店時間の前、早朝8時半から店に並んで夜11時の閉店まで毎日14時間。その間、スロットのレバーを何回引くと思います? 1万回ですよ。しかも、勝つためには毎日足を運んで台の情報を得なくちゃならない。そんな単純作業を14時間毎日続けても、当たるのは30回くらいで、残りの9970回は失敗です。大当たりしても、周りに妬まれるだけ。サラリーマンが嫌で選んだ道なのに、パチプロの方がずっとハードな世界でした。

利益を出しても、むなしさしか残らない日々が何日も続きました。これが誰の役に立っているんだろう? 誰の役にも立ってない。むしろ、僕が勝っているということは、他の誰かが損をしている。僕は今、誰の顔も笑顔にすることができない……。スロットのレバーを引きながら、ずっと心の中は悶々としていたんです。無職で100万円を手にしていたわけだから、自分のお金に何の価値も見いだせませんでした。そんな生活を1年続けて、26歳の頃にようやく抜け出しました。「ラク」は「楽しい」とは違う!ということにやっと気が付いたんです。

それからは、アメリカとカナダに渡り、ボランティアとして現地の子どもたちに日本文化を紹介する活動をしました。ボランティアなので、収入は一切ありません。その頃からでしょうか、お金の価値観がガラリと変わりました。お金は稼いだ分だけ、自分のスキルアップや社会へ還元しよう。そのとき必要な分だけもっていれば十分だ、と。

帰国したばかりのころ、手元にあるお金は700円。そんな一文無し状態でも、全然気になりませんでした。大金をもっていたパチプロ時代の精神的苦痛に比べれば、すがすがしいほどだったのです。働けば、何とかなる。すぐにコンビニでアルバイトをはじめました。また、偶然にも自宅の近所に新しく開校したばかりの塾があったので、もう一度塾講師を始めることにしたんです。その後に、新規開校した教室の室長を任された僕は、最初は時給700円で働いていました。でも、パチプロ時代より、ずっと充実した毎日。子どもたちの笑顔があるから、心の中は満足でした。今は、塾講師や講演活動を通して夢を追いかけています。

ラクに稼ごうなんて軽い気持ちで始めたパチプロですが、バカだったなぁ…と思います。でも、その経験から得たものもありました。夢をもち、それに向かって情熱を注ぎながら生きる。楽しく生きてこそ、人生!だと思います。
結論:ラクしてカネは稼げない。高額給与を求めるなら、それなりの覚悟をするべし。

高額給与と言われる仕事のほとんどが、過酷な労働状況を強いられるものだ。精神的、肉体的にもタフでないと続かないものや、特別な能力や技術を必要とするもの。もしくは、少なからずリスクが伴うものである。やはり、お金を得るには、その分見合った働きがいるのが道理。高額給与を得るならば、それだけ代償となるものも大きいということを覚悟しなければならないということだ。



取材・文/篠田花子(ジオコス)

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