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突然の脱サラ・劇団入りの真相
29歳のときかな。勤めてた宝石会社の下請けで働いてた女の子が、巨乳でエッチそうでね。やっつけてやろうかな、なんて思ってデートに誘ったの。いまでもあると思うけど、新宿小田急デパート裏の「ボルガ」って焼き鳥屋さん。売れない演劇青年たちが集まって議論してるような店でね。芸術の香りで女の子を口説こうとしたわけよ。あざといねえー。 |
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ところがさ、劇団「東京乾電池」を旗揚げしたばかりのベンガルと柄本明が偶然そこにいて。しかも同じテーブルになっちゃった。俺は巨乳で頭がいっぱいだったから大した話はしなかったんだけど、熱っぽく演劇論をぶってる彼らに刺激されたんだな。後にベンガル演出の舞台に誘われて、魔が差した。また演劇の世界に戻っちゃった。
そこから、いまの仕事に繋がってくる。劇団やってるうちにテレビからお呼びがかかってね。まず、『笑っていいとも!』の前身、『笑ってる場合ですよ!』のレギュラーでしょ。役者の仕事もするようになった。はじめての役はたしか警察官。よく叱られたよ。「あなたがここに立ってくれないと私は芝居ができない!」「そこじゃ私にライトが当たらない!」って、忘れもしない京マチ子さんに(笑)。舞台はじっくり稽古してから本番を迎えるけど、テレビはその時間がないでしょう? 自信がないまま演じる、これが辛かったね。ロケの仕事はもちろん大得意だったけどさ。 |
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