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抗生物質なんかで風邪は治らないよん。
病院へ行って「風邪ですね、抗生物質を処方しておきましょう」と医師に言われたら、必ず「なぜ?」と問うてください。だって、ウイルスに抗生物質なんて全く効かないんだぜ。もし効くならインフルエンザなんて抗生物質でやっつけられるはずだろ?エイズだって怖くないじゃん。「なぜ?」への返答として普通の医師は「二次感染予防です」と説明するはず。二次感染とは、病原体で障害された粘膜は局所の防御機構が弱くなっていて、そのため他の病原体(風邪の場合、ウイルス感染の後の細菌感染)が感染してしまうこと。そいつを予防するために抗生物質を処方するらしい。
しかし、実際の医療現場への厚労省の指導は「予防的な抗生物質の投与は認めない」となっている。手術後の抗生物質の投与でさえ「傷口が膿んじまったら困るから、しょうがねえナ、2〜3日なら許してやるわ」となっているのだよ。そして風邪での二次感染の確率は低い。にもかかわらず抗生物質を飲むってのはおかしくないかい?二次感染の症状はアオッパナ、アオタンの出現じゃ。そうなったら再診してくれ。でも、二次感染しても、ちょいと時間かかっちゃうが、抗生物質を飲まなくても治るんだよな。
肺炎クラミジアやマイコプラズマなるウイルスと細菌の中間の性格を持った病原体による風邪症状もある。こちらは治療にそれなりの抗生物質が用いられる。5日たってもカラ咳が取れなかったら考えるべきでしょう。また、発熱があってカラダが猛烈にダルい場合は、白血病の可能性だってある。勝手に風邪だと思わずに病院行きなさい。 |
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「お腹にくる風邪」「風邪は万病の元」なんてありえない。
よく「今年の風邪はお腹にくる」とか言うよね。前述した通り風邪とは「上気道のカタル性炎症」なのだから、「風邪がお腹にくる」なんてありえないでしょ。腹ん中に空気が出入りする臓器はないでしょ。この場合、感染性腸炎がタダシイ。たまに、下痢を風邪と自己判断して市販の風邪薬飲んでも良くならないんで来ました、という患者さんいますけどあたりまえだよね。そういう患者さんに「じゃあ、風邪ってなに?」と聞くと患者さんは「・・・・」なんだな。わかってないのに風邪と診断するなよ。だから風邪は万病のもとなんて言われるんだよね。そういう格言は1つに、チョー痛いとか苦しいとかの激しい症状以外を風邪だと思いこんでいただけのことと、2つめは、命にかかわる病気の初期症状が風邪のような症状であることがあるからだ。風邪は風邪です!
ちなみに感染症としての下痢についても少し説明しておくな。大腸は、小腸から送られたブツから水分を吸収する役割を担っている。その現場は大腸粘膜じゃ。病原体はほとんど粘膜内で増殖し悪さをする。よって粘膜の機能不全に陥り水溶状のブツ、いわゆる下痢便が排出されるわけだ。また防御反応のひとつでもある。これは体内への病原体の侵入に対し、少しでも早く体外へ排出しようとする働きだ。だから感染性の下痢ピーは止めてはいけないのである。止めて良いのは出勤前の毎日の下痢。これは過敏性腸症候群の下痢。自律神経失調症である。同じ下痢でも治療が正反対。下痢は止めましょうと言わんばかりのCMを信じちゃうと病原体を体内に留めちまうぞ。
アメリカでは、感染性の腸炎と診断した際に抗生物質や下痢止めを投与するとヘタすれば訴えられるんだよね。でも訴える根拠を患者さんは理解しているというコトだよね。
次のページでは、いわゆる風邪が最悪「人工肛門」を招く危険性をお伝えしよう。 |
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