[月刊チャージャー]
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バックナンバー 2006年11月号
 Theme No.3 | 1 | 2 | 3 |
【連載】好きが高じてわらしべ社長/青葉 国立ファーム 代表取締役社長 高橋がなり 性欲と食欲、二大欲を制覇しちゃったら誰も俺に逆らえなくなるんじゃない?
 2006.11 CONTENTS
 Theme No.1
Theme No.1大手メーカーで働く女性係長にして、週末は「海のオンナ」
 Theme No.2
Theme No.2竹原慎二のボコボコ相談室 Round.13
 Theme No.3
Theme No.3性欲と食欲、二大欲を制覇しちゃったら誰も俺に逆らえなくなるんじゃない?
 Theme No.4
Theme No.4サラリーマンのための水着ヨガ教室! Lesson.2
 Theme No.5
Theme No.5牛丼復活吉野家に「ココが聞きたい!」丁半コロコロが「不安」を代表質問
 Theme No.6
Theme No.6ぼくらの一人暮らしをグレードアップ!エプロン美女の手料理教室
 Theme No.7
Theme No.7医者も現場で困っとるんじゃ。今回は「薬」にまつわるお話をば。
 Theme No.8
Theme No.8毎週更新! コレジャナイロボ THE STORY
 Theme No.9
Theme No.9マイクを置き、販売員・運転手へ転じた後再びボーカルの道を進むその生き様とは…
 Theme No.10
Theme No.10神足裕司の頭隠してロングテール
 Theme No.11
Theme No.11中学時代、ボランティア部でした。愛されるより愛したいタイプだからかな。
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【PROFILE】1958年生まれ。専門学校卒業後、佐川急便にてドライバーを経験。体力を買われテリー伊藤に拾われる。「元気が出るTV」などのディレクターを勤める。その後起業するも、オリジナルゴルフウェアのメーカーとイベント企画会社の2社をつぶす。三度目の正直でAVメーカー「ソフト・オン・デマンド」を設立。100億円企業に育て上げて引退。自らの資産を投げ出して「青葉 株式会社/国立ファーム設立準備室」をスタート。農業界の改革に乗り出した。

水族館で誓った。
「俺は、サメかエイになる」。

小学校2年か3年か、そのくらいの頃だと思うんだけど。水族館に行って、でかい回遊魚の水槽を見たんです。魚がばーっと、たくさん群れて泳いでる。時計回りに。それを見て瞬間的に思ったんですよ。「なんでみんな同じ方向に、同じように泳いでるんだろう」と。でも、その中でサメとエイだけが反時計回りに泳いでた。他の逆を行くわけだから障害は多くて、前からくる他の魚とガンガンぶつかりながら、泳いでた。無意識に、俺の人生はこっちだよなと思った。俺はこのサメかエイになりたいと思ったんです。

とにかく人と違うことがしたくてたまらない子どもでした。これ、もう、理屈じゃないですね。小さい頃から、必ず人と違うことしてました。たとえ違うと分かっていても、敢えて自分は意外なことをしなきゃいけないというような脅迫観念があったんですよ。

青葉 国立ファーム 代表取締役社長 高橋がなり
例えば、中学生のとき理科の時間に、「地動説か天動説かあなたはどちらだと思いますか? その理由は?」とか先生が質問しますよね。そんなの分かりきってるじゃないですか。地球が回ってるんですよ。でも、当然みんな地動説を主張するなかで、俺はひとりで「やばいなあ、やっぱり俺は逆を言わなきゃいけないなあ」と考えてた。しどろもどろで天動説を主張しましたよ。だって、俺は常に他人と違うことを言わなきゃいけないんだから! 生徒からはウケたけど、先生からは本気で怒られたりね、よくしてました。これ言うと反感買うだろうな、波風立てるだろうな、という発言にしか興味なかったんです。

物心ついた頃からこういう思考だったんですが、こういうのって親父の影響が大きいと思うんですよね。俺の持論なんですけど、親父っていうのは良かろうが悪かろうが自分の独自の、偏った価値観を持って、その価値観を息子に押し付けるべきなんですよ。もちろん、親父に似た人間に育てるというんじゃなく、子どもがそれに反発するというのも大ありで。世の中はこうなんだからこうしなさいよとか、世の中の意見を押し付けちゃいけない。そんなんじゃロクな子どもを育てられないです。少なくとも俺の知ってるおもしろいヤツっていうのは、だいたい親父が変わり者で、偏った価値観を押し付けられて育ってます。何人かの話を聞いてるうちに、その共通点を発見して、ああ、それでちょっと人と違った人間が育つんだと確信した。今はナンバーワンよりもオンリーワンの時代でしょ? だからこそ、独自の価値観を押しつける父親になんなさいというのが、俺の考えです。

うちの親父、勉強しろなんて全然言わなかった。教えられたのはひとつだけ、「自分が正しいと思ったらケンカをしろ」。で、「ケンカだけは勝て」と。正しいと思ってケンカをしたんであれば、正しいおまえは絶対に勝たなきゃいけないんだと。そこから学んだのは、自分が正義だと思うことは、力がなければ成し遂げられないんだということです。小さい頃はケンカ=力だったけど、大人になったら、暴力振るったら犯罪者になっちゃうじゃないですか。じゃあ、社会に出たときの力ってなんだろうと。国家権力か?――あ、でも俺はそこまで頭よくないから無理だ。じゃあ、金の力か?――そうか。俺は商売人になろう。自然に、そんなふうに思うようになったんです。

俺、こう見えても松下幸之助さんのシンパなんですよ。中学のときに松下さんの本と出会って、寝食を忘れて読みふけった。それで、すぐにでも商売人になりたかったから商業高校に進学しようとしたら、担任の先生が「おまえは頭がいいんだから、普通高校から大学の経済学部へ行け」と。だからその通りにしようとしたんだけど、結局2浪しちゃったんですよねえ。騙された! と。素直だったから先生の言うこと簡単に信じちゃったんです。勉強? しなかったですよ。だって俺は頭がいいんだって先生に教わったから! 勉強しなきゃ大学に受からないってこと、最初から教えてくれればよかったのに、ねえ。

次のページは、「佐川急便、テリー伊藤。そしてソフト・オン・デマンドへ。」

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 カイシャ非常口
 
 
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