[月刊チャージャー]
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バックナンバー 2006年12月号
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【調査】まずは疑って係!/日本動物愛護協会に聞いてみました 「愛」のフリした「虐待」飼い犬は生きてて楽しいのか?
 2006.12 CONTENTS
 Theme No.1
Theme No.1業界別覆面座談会 第1回 国家公務員の言い分
 Theme No.2
Theme No.2竹原慎二のボコボコ相談室 Round.14
 Theme No.3
Theme No.3金はあるんだけど使い道がない。ゲームくらいしか趣味がないので。
 Theme No.4
Theme No.4サラリーマンのための水着ヨガ教室! Lesson.3
 Theme No.5
Theme No.5「愛」のフリした「虐待」 飼い犬は生きてて楽しいのか?
 Theme No.6
Theme No.6ぼくらの一人暮らしをグレードアップ!エプロン美女の手料理教室 Menu.2
 Theme No.7
Theme No.7東京オリンピックが胃がんを減らした?
 Theme No.8
Theme No.8「筋肉少女帯」復活!人生、やり直せるものですね。
 Theme No.9
Theme No.9神足裕司の「頭隠してロングテール」 ロングテール VS 結婚
 Theme No.10
Theme No.10私、やるって言ってないのに いつの間にか、すっかり…
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捨てる虐待。
捨てるなら最初から飼うなよ!
動物愛護協会への電話相談で一番多いのは「飼いきれなくなったので新しい飼い主を捜して欲しい」というものです。一方で「飼い主になりたい」という希望者の数は、4分の1程度。飼えなくなった人の中には、不慮の事故で飼い主が亡くなるなどやむを得ないケースもありますが、安易に犬を飼い始めて、責任を放り出す人の数が多すぎるのが現状です。全国で抑留される徘徊犬(捨て犬や迷子犬)の頭数は、昭和35年に39万6790頭だったのが、平成16年には9万5753頭にまで減ってはいます。これは去勢や避妊が普及して、捨てられる子犬が減るなどの要因があるからでしょう。でも、抑留された約9万5000頭のうち、飼い主が見つかって返還されたのはおよそ1万5000頭だけ。今でも年間に8万頭以上の犬が処分されているんです。犬を飼おうとする前に、本当に自分や自分の家族が、その犬の生涯に責任を持って飼い続けられるのかということは熟慮してほしいですね。
そもそも、オモチャみたいに並べて売るなよ!
たしかに、欧米では生きた犬や猫を店頭に並べて販売している国のほうが珍しいくらいです。ペットショップは、飼い主とブリーダーの仲介をする。ペット販売のシステムを変えれば、今のように繁殖させすぎて、売り切れずに処分するような矛盾は解決できるでしょう。参考にすべきだと思います。また、最近ではインターネットでのペット販売も増えています。でも、相手は生き物。飼うのはその「種」ではなく「個」ですから。送られてきて初めて触れるのでは問題がある。現在の日本のペット販売形態は、考え直すべき点が多いのではないかと思いますね。
【Column】
抑留された犬たちの「その後」
東京都動物愛護相談センターに行ってみました。

世田谷区にある東京都動物愛護相談センター本所は、東京23区内で捕獲、抑留された犬が集められる施設だ。動物教室や講習会など「動物愛護思想と適正飼養の普及啓発」を目的とした活動のほか、「動物の保護と管理」を目的として、犬や猫といった動物の収容や管理、返還、譲渡。そして終末処理などを行っている。

東京都動物愛護相談センター終末処理、つまり殺処分。現在の日本では、炭酸ガスによる処分が行われている。「できることなら一頭たりとも処分なんてしたくない。でも、現実にはやむを得ないから、環境省の定めた方法で処分を実施しています」と話してくれたのは、このセンターで飼養管理係を務める竹重都子さん。竹重さんをはじめ、センター本所に勤務する37名のうち、16名が獣医師の有資格者だ。

実際に処分を実施するのは、この本所ではなく「城南島出張所」。平成17年度のデータを見ると、センターに収容された犬は合計で2929頭。うち、1746頭は飼い主に返還。534頭は個人や愛護団体に譲渡され、新たな飼い主を得ることができている。最終的に終末処理されたのは660頭(致死処分のうち1頭は研究目的で処分された)だった。

「とくに東京のような都会では、きちんとしつけをして、その犬が寿命を全うするまで飼い続ける終生飼養に飼い主が責任をもつことがとても大切です。犬を飼うことの責任の重さをしっかりと認識し、検討して、無理だと感じるなら『飼わない選択』をすることの大切さを、もっと多くの人に知って欲しい」と竹重さん。毎日のように犬たちの「死」と向き合う人の言葉が、ひどくずっしりと心に響く取材なのだった。



構成/寄本好則(三軒茶屋ファクトリー)
撮影/三軒茶屋ファクトリー

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