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現役バリバリの業界人が、覆面姿で言いたいことを言い放つ。
第2回目は、数多くの企業の税務に携わり、
社員も知らない「会社」や「経営者」の実情を知る「税理士」だ。
おりしも、特定財源や増税などが気になるご時世。
税金を知り尽くしたプロの声を、聞いてみようじゃないですか。 |
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| 3人とも都内の税理士事務所で活躍する30歳代の現役税理士。覆面が同じなので、便宜上「A」「B」「C」を書き入れてみた。 |
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♂C面 ははは、たしかに。申告から記帳の手伝いまで、会社の税務に関わるのが仕事だね。ただ、それはむしろ「仕事の一部」。一番大事なのは、経営者の相談相手になることだよね。僕は今の事務所に入ってまだ数年。税理士を目指して資格を取る時には、もっと事務的な仕事だと思ってたけど、実際に仕事を始めたら、想像できないくらい「人間的」な繋がりが大事だった。
♀B面 そうね、社長との日常会話からその会社の問題点を見つけたり、税務だけじゃなくて経営的な戦略の相談を受けたりするのが、税理士の大事な仕事だと思う。
♂C面 だから、若い税理士は独立してもなかなか食えない。だって、世の中の社長の多くは60歳代だったりするからね。40歳なんて鼻垂れ小僧。30歳代じゃ自分の息子みたいなものだから、普通にアドバイスしてもまともに言うこと聞いちゃくれないからね。
♂A面 何年か前に29歳で独立したHさんも大変みたいだよね。ちょっと前に電話で話したら「やっと年収200万になって、食えるようになった」って言ってたもん。 |
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♀B面 そうですね。税法上、白に近いグレーだったら白にする努力はするし。
♂C面 建築系の企業の場合は、裏金作りが必要悪。表向きには「社長の給料を高くして個人から捻出するしかないですね」なんて言うけど、実際は、仲介者に赤字会社を探してもらって売上げを計上してもらうんだ。具体的に言うと、赤字会社に1000万の売上げを立ててもらって、70%戻してもらえば、700万の裏金ができるでしょ。
♂A面 赤字会社は、税金を払わないから何もしないで300万儲かるし。仲介者だって赤字会社からマージン取って、みんなハッピー。
♂C面 仲介するのは、議員秘書が多いね。
♀B面 この程度のことは、上場会社もやってるんじゃないのかな。
♂C面 そりゃやってるさ。とある上場企業なんて、数千億とか1兆円以上の売上げがあっても、利益は毎年50億ぽっきり。あり得ないよ、そんなこと。限りなく粉飾決算に近く、ある程度の裏金を工面してるに決まってる。でも、ちゃんとお金をばらまいてるから、地検と議員さんが「どれにしようかな」って決める摘発ターゲットにはならないんだろうね。
♂A面 私腹を肥やす経営者も多いよね。経理部に自分の愛人がいて、架空社員を仕立てる。愛人に架空社員のタイムカードを毎日押させて、その給料を自分のポッケに入れたりして。
♀B面 あ、でもその方法は税務署も結構チェックするから、バレることもあるけどね。愛人が同じ時間にタイムカード押すから「この二人が毎日同じ時間に出勤して退社してるのはおかしい」って。
♂C面 社長が「9時に押せ」って指示して、毎日9時だったりね(笑)。でも、そういう黒に近いグレーとか、完全に黒い方法をアドバイスする時は、我々は絶対に証拠を残さない。脱税を幇助したら、資格剥奪だもん。自分で書いたりせずに、そっとささやくだけ。
♀B面 杓子定規に税務署の味方する税理士もいるけど、ほとんど税務署のOBだよね。そういう人は調査が入った時は税務署に顔が利いて手心加えてもらえる。余裕のある企業には、やばいことも相談できる税理士と、税務署寄りの税理士の両方と顧問契約してるところも多いのよね。業界では2階建てとか、3階建てって言うんだけど。
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