大きい会社は、自分には合わない。
選んだ会社は、マンションカンパニー。
就職先に選んだのは、やっぱり小さい会社でした。東京のCIコンサルティング会社。一応、大手広告代理店とかも見に行ったんですが、実際に行ってみたらビルは大きいし、同じようなリクルートスーツを着た学生がガーッといるのを見て、わあ、この会社は違う! と。人と同じは嫌だなあ、と、またもや思っちゃって。
就職した会社は、当時マンションカンパニー(SOHOのようにマンションにオフィスを構える中小企業)でした。面接に行ったら、ハーフのきれいな女性がいたんで、ああ、ここだ! と(笑)。というか、雰囲気がよかったんですよ。会社がイタリア関係の仕事が多かったせいで、部長がイタリア語で電話してたりするのを見て、かっこいいなあとも思ったし。あと、CIって、会社のロゴマークを封筒や看板などに展開していくというデザインディレクションも仕事に含まれてくるので、DTPの知識が活かせそうでしたしね。
プランナーとして入社したんですが、小さい会社だから仕事の幅も広くて。マーケティングや商品開発や…、大きい会社だったら仕事の一部しかできないかもしれないけど、幅広く仕事のイメージをつかむためにはいい環境でした。
あと、経営トップの方々と話ができるのもよかったですね。大きい会社だと、新入社員が社長という人種に会える機会はなかなかないだろうけど、小さいCIコンサルティングのプランナーという立場だと、取引先の社長さんにもよく会えたりしたんですよ。この会社は、こういう考えの人が社長をやっていて、こういう方針で経営がなされてるのか…という、生の話を聞けるのは楽しかったです。
ただ、仕事に慣れてくると、つまらない部分も出てくるわけですよね。例えば、仕事ではクライアントの言うことは絶対だから、当然ながら自分の思い通りにはならないわけですよね。こういう商品をつくればいいのに、とか僕が勝手に思っても、実際は例えばこの工場にこういう生産設備があるからこういう商品をつくろう、というように、企業の都合ありきで商品が生まれていくケースがほとんど。ユーザーが喜ぶとか、コンセプトが面白いとか、優れたデザインがどうのとかは、後回しになることが多いんですよね。まあ、企業の活動は売り上げがあってなんぼなので、しょうがない部分もあるとは思うんですが。
でも、そういうのばかりやってるとストレスもたまるから、部活動みたいなノリで、なにか違うことをやろうと思って。それで、SMTVという海賊TV放送を始めたんです。
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