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月刊チャージャー8月号
【調査】まずは疑って係!/地元警察署に聞いてみました
生活道路の「規制解除」は危ないんですけど? |
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月刊チャージャーに一通の投書が届いた。神奈川県横浜市の住宅街で起きている宅地開発業者と住民のトラブルだ。閑静な住宅街に、1日100台近い10tダンプを通す工事が計画されているという。住宅街へ入る交差点は大型車進入禁止。工事などでやむを得ない事情がある場合、地元の警察署が「規制解除」の許可を出すんだけど、道幅も狭い生活道路。通学路でもあって危ないったらありゃしない。住民たちは無謀な規制解除が許可されないよう、地元警察署に訴えているというのだが……。
業者の利益を優先して生活の平和や安全が脅かされる事態は、決して対岸の火事じゃない。はたして、警察署は住民の切なる願いをちゃんと聞いてくれるんだろうか。日々事態が激動する中で、地元警察署に直撃取材。警察って、庶民の味方になってくれるの? |
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では、まず最初に「現場」の概要を説明しよう。一帯は閑静な住宅地。問題が起きている住宅街は別の業者が開発したまだ新しい宅地だ。広い道から住宅街に入る交差点は道幅が狭く大型車の侵入が出来ないよう通行の制限がされている。通行予定ルートには幼稚園の送迎バスが来る場所があり、子供たちの通学路にもなっている。
トラブルは、今年のGWごろ開発業者が突然“このルートで1日100台近い10tダンプが数ヶ月間にわたって通る工事を行う”と住民に「通告」してきたことから始まった。1日に100台。つまり、ダンプが通行する時間が朝9時から夕方5時まで7時間として、1時間に14台強。実に、4分に1台ほどのダンプが住宅街を走り抜けることになる。夕方には、下校中の小学生の列をかすめて土砂を満載した10tダンプが走るのだ。
もちろん、住民たちは猛反発。おまけに、今回の南側のルートは通行量が多く「危険」という理由で「北側の住宅街にダンプを通す」計画が1年ほど前にあり、北側住民の反対で南側ルートに変更された経緯も明らかになった。その後、何度か行われた説明会でも、住民の意見を聞くより、業者の論理が押しつけられるばかり。開発業者と南側住民の溝はますます深まっている。
この宅地開発事業に対して自治体の許可は下りている。でも、1日に通るダンプの台数など詳細な工事の計画は開発許認可とは別問題。横浜市では条例で住民への説明会開催や意見調整がデベロッパーに義務づけられてはいるが、工事車両をどうこうするのは「自治体がコントロールできる話ではない」(横浜市まちづくり調整局担当課長)という。もちろん「(無茶な計画を強行して)もし事故が起きたら業者は大変なことになる。起きちゃいましたで済む問題ではない」(同担当課長)と、常識的に周辺住民の理解を得ながら工事を進めるべきなのは当然なのだが……。
都内などでも「高層マンション建設反対」といった立て看板をよく目にするが、利益を追求する業者と、安全で快適な生活を守りたい住民の利害が対立するのはよくある話。この住宅街で起きているトラブルは、決して「ここだけ」の話じゃない。
この計画を実施するには、通常は大型車進入禁止になっている交差点から10tダンプが住宅街に入ってくる必要がある。そこで、住民たちは通行禁止の規制解除許可を出す地元の警察署に出向き「無謀な許可を出さないでほしい」と訴えた。はたして、警察署は住民たちの言葉を聞き入れてくれるのか。工事業者の許可申請を受け付けて検討する立場にある交通規制担当課長に聞いてみた。 |
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| ●次のページは、「工事のためなら、規制解除は簡単に警察から許可されるの?」 |
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