 |
月刊チャージャー9月号
【調査】言いたい事を言ってくれ!
業界別覆面座談会 第10回 フリーライターが語る「お気楽人生論」 |
この記事をソーシャルブックマークへ投稿(ソーシャルブックマークとは)
|
|
| 雑誌やWebメディアなどからの注文で、取材して原稿書いて暮らしているのがフリーライター。脱サラしてフリーライターを目指すなんて人も少なくないが、言うまでもなく生活は不安定。はたして、世の中のフリーライターたちは、どんな思いで自らのキャリアを重ねているんだろう。真面目に働くサラリーマンにとっては腹立ちさえ覚えるちゃらんぽらんな人生哲学。聞いてみようじゃないですか。 |
|
 |
|
|
 |
|
|
| 3人とも30歳代後半のベテランフリーライター。黄覆面はギャンブルや風俗関係、青覆面はクルマと旅など、赤覆面はグルメやアミューズメント情報を得意とする。ライター同士は横の繋がりが希薄なため、3人が顔を合わせて語り合うのはこの日が初めて。 |
|
赤覆面 高校卒業してフリーターだったころ、映画館で『遠い夜明け』(1987年に公開。アパルトヘイト下の南アフリカを舞台にした黒人解放活動家と新聞記者の物語)を観て、一人で号泣しちゃうくらい感動したのよね。それまで作文なんて大嫌いだったけど、文章を書こうって思って編集プロダクションに入ったの。
青覆面 僕は大学を出て一度ちゃんとゲーム会社に就職した。でも、配属されたのはゲームセンターの店員。やばそうな客に「夜道は明るいとこばかりじゃねえぞ」って脅されて、アホらしくなって辞めちゃった。その後入ったPR会社で1年くらい編集の真似事やって。そこも辞めた後は中国とかアイルランドとか気ままに旅してた。オーストラリアで暮らしてる時には、現地の法人向け新聞の編集やったりして。それが、ある日「妹が結婚するから帰国しろ」って言われて帰国して。途方に暮れつつ十数年、今に至るって感じ。
黄覆面 おいらはライターになったつもりなんてないんだよなあ。大学を卒業してから週刊誌の編集部でバイトしてて。本当はパチプロになろうと思ってたんだけど。バイトのまま28歳になって、新入社員で年下の編集者の弁当の手配してるのは悔しいなって思ったから28の誕生日にバイトを辞めて。そこの編集者に「お前みたいなクズ野郎が辞めてどうするんだ?」って聞かれたから「パチプロになります」って言ったら、バカヤローって怒られてライターの仕事をやらされて。気が付いたら無茶苦茶忙しくなってた。
赤覆面 自分で言うのもなんだけど、みんなちゃらんぽらんだよね。「物書きになるのが夢で、中学生の頃から小説書いてました」とか、ピュアな夢や理想がないもんね。私はちょっとあるけどさ。
黄覆面 へ、理想? そんなの世の中のサラリーマンだって誰も追いかけてないでしょ。おいらは人生で一冊しか小説読んだことないし。
赤覆面 ええっ? 一冊しか小説読んだことがないことも驚きだけど、むしろその一冊が何なのかがすごく気になる。
黄覆面 ん。それはあえて内緒にしとく。
青覆面 僕はサラリーマンも体験してるからね。自分である程度好き勝手に時間が使えて、気ままに旅できるフリーライターの生活は、ある意味で理想だし。
●次のページは、「脱サラしてライターになるのはどう思う?」 |
|
 |
|
|
|
|
|
|