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え、そうなの?
紙のリサイクルは無意味。
紙のリサイクルは「森林を守るため」と教えられてきた。世界の森林を「先進国の森林」と「開発途上国の森林」に分けて見ると、1990年までの15年間で、先進国の森林は1%増加し、開発途上国の森林は7%減少している。現在、世界で紙の原料であるパルプとして使われているのは、先進国の森林から伐採される木材の14%、開発途上国の森林の2.5%。つまり、日本人が使っている紙の原料のほとんどは増えている先進国の森林から採られたものであり、紙のリサイクルは開発途上国の森林を守ることにはつながらない。
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Q.じゃあ、紙のリサイクルが始まったのはなぜ?
森の木はどんどん育つから、本来は計画的に利用していくことが森林を守ることにもつながります。紙のリサイクルが自由な市場で、ちり紙交換のおじさんが活躍していた昔は、そうなっていたんです。でも、乱高下する古紙の相場を安定させるために、紙のリサイクルが始まったというのが現実です。森林が大切というのは論を待たない常識だから、リサイクルを広げるために、実際には紙の原料にはほとんど関係ない熱帯雨林の映像が使われた。国の役人には「正しいと信じる目的」のためには国民にウソをついてもいいんだという強い信念があるとしか思えませんね。
Q.どうしてこんな大問題がマスコミであまり話題にならないんでしょう?
私の本がベストセラーになったきっかけは大阪のテレビ番組だったんですよ。でも、たしかに東京のテレビ番組は、環境問題のウソに対して息を潜めているようなところは感じますね。浅い取材で体感もせず、バーチャルで物事を進めていると、東京という都市はどんどん遅れた社会になってしまうかも知れませんね。
Q.僕らはどうすればいいんでしょう?
日本の問題は人口密度が高すぎることです。国土の広さからすると、今の20分の1くらいでちょうどいい。でも、実際には人が密集した町に住み続けなきゃいけないんだから、その方法を工夫する必要がある。そのためには、ウソではない事実を知った上で「じゃあどうする」という現実的な議論をしなきゃいけないんです。ちょっと野暮ったい言い方になってしまいますが、大切なのは、日本人の「誠」を外れた情報には取り合わないということでしょうね。ウソを許さず、日本人の誠を貫く社会になってこそ、本当に環境に優しい日本社会が実現できるんだと思います。 |
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