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月刊チャージャー1月号
【取材】企業戦略の素顔を探る
手数料ビジネスを放棄したネット銀行、その真の思惑とは一体?! |
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| 何でも横並びの銀行だから、新しいのができると「今度こそは」と期待してしまう。大企業とお金持ちしか相手にしないような大手銀行は何だか遠い存在だし、ネット銀行は決済専用みたいなところがあって、銀行としてのサービスが一長一短。そこにネット銀行としては最後発の登場、『住信SBIネット銀行』が、2007年9月から営業を開始した。なんでも、銀行として手数料ビジネスは最初から放棄しているらしい。その実態を追ってみた。 |
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何はともあれ、ホームページを見ると、円定期預金や外貨預金のキャンペーン金利が、派手に打ち出されている。詳しく見ると、円定期預金1年もの年利1.2%という、いまどき破格、1%台の預金金利が提示されている。円の普通預金や、同じグループ会社のSBIイー・トレード証券と乗り入れできるイー・トレ専用預金も、キャンペーン期間中は年利1.0%だ。
これまでとかく決済銀行としてのイメージしかなかったネット銀行が、ついに預金金利を前面に打ち出してきた。この“真っ向勝負ぶり”には好感が持てる。資産運用に強い銀行。これやっぱり銀行の基本だろう。でもこの金利、年明け早々のキャンペーン期間が過ぎると、通常金利に戻ってしまうのだろうか。
「いい金利を提示すれば、預金は必ず集まる。できるだけいい金利を提示し続けたい」と住信SBIネット銀行のウェブ・マーケティング部長・弘川剛氏は話す。
ということは、キャンペーン期間をそのまま延長し、最後はその金利で定着してしまうってこと? その真偽は1カ月後にはわかることだが、この銀行、資産運用に力を入れているという姿勢は見て取れた。 |
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手数料無料ということは、
銀行が赤字覚悟という意味。 |
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決済手段としてのネット銀行は、やはり手数料収入を取らないことには経営が厳しくなる。事実、今現在、複数のネット銀行が手数料を上げ始めている。ところが、この住信SBIネット銀行は手数料がかなり安い。というより、個人の利用客に限れば、他行へ振り込む際に150円の手数料を取られる以外は、口座維持手数料も、ATM手数料も、同銀行間での振込手数料もすべて無料。タダである。回数制限もない。
「提携しているATMの利用料については、当行のほうで先方への支払が発生しています。それを利用者に求めないということは、その分、赤字覚悟ということです」(前出・弘川氏)。
この振込手数料というやつ、実はこのゼロ金利時代では、多少の金利の高低よりも影響が大きい。ましてやオークションやネットショッピングなどで振込利用の多い人や、ATMでお金を出し入れする機会の多い人には、この手数料タダのメリットだけでも、口座を開設する価値があるというもの。一度、毎月の自分の銀行手数料を見直してみるといい。他のネット銀行が手数料について回数制限などを厳しくしてる今、思い切って口座を乗り換えるのが得策かも知れない。
●次のページは、個人投資のニーズの踏まえる。 |
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