Charger そういえば、私のオフィスにも時々セールスの電話がかかってきます。
Sさん 頑張る営業マンなら、1日300件くらいは電話かけてるんじゃないかな。昔は営業マンの指にダイヤルたこができてたものだよ。断られてもともと。100人に電話して、1人でも引っ掛かってくれれば儲けものなんだ。自営で商売していたり、チラシの収入が入る新聞販売店店主、お寺の住職あたりは狙い目だね。
Charger なるほど、サラリーマンには手を出しにくいですもんね。
Sさん サラリーマンねえ。そうそう、銀行の支店長が、融資の担保で預かった株券を保証金にして取引していたという話を聞いたこともあるよ。
Charger ん? 株券を保証金?
Sさん ああ、先物取引では、株券も6掛けくらいで保証金として扱ってくれるんだ。融資先と共謀して、担保の株を保証金にして取引する。儲かれば株券は元に戻して、お互い美味しい思いができるってわけさ。
Charger え? でも、それって完全に横領ですよね。
Sさん そりゃそうさ。たぶん、融資先の社長があくどいヤツで、支店長に話を持ちかけたんだろ。地方の銀行の支店長も、出世コースから外れて、一か八かでその話に乗ったんだろうな。なあに、このくらいなら実刑くらってもほんの数カ月で出てこられるからね。
Charger ほんの数カ月……。
Sさん ははは、サラリーマンが身の程知らずに大きな取引をしていた一例ってことさ。
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