ウサギ先生 私はまさに去年すごく苦しんだばかりなの。今年度は異動になって、その学校から離れられてホッとしているところなんだけど。学校側も、異動の予定がある教師に問題のある子どもやクラスを担当させたりするのよね。
Charger うひゃ、露骨ですね。去年、何があったんですか?
ウサギ先生 女のコに消しゴムをぶつけられて、暴力を振るった男の子に「人をぶっちゃいけません」って指導したの。そうしたらその子の父親が「やられたらやり返せっていうのが俺の指導方針だ」って怒鳴り込んできた。いろいろと話し合ったけど解決なんてしないわよね、そういう父親なんだもの。結局「あなたは今年だけの付き合いだから」と説得されて、私が謝罪させられちゃった。
カエル先生 ああ、子どものウソを真に受けて怒鳴り込んでくる親はいますね。以前、子どもが500円を盗む事件があったんです。親は子どもに「盗ってないわよね」と確認して、子どもがうなずくと自信満々で「そもそも500円ぽっちで泥棒扱いするなんてひどすぎる」と怒ってくる。その後、結局その子が盗んだことを白状しても、盗んだ相手にも私たちにもちゃんとした謝罪はありませんでした。お金は返したようですけど。
ウサギ先生 そういう親に育てられる子は、不幸としか言いようがないわよね。困った親って、自分の子どもが得すればそれでいいって思ってる。小学校でいろんな経験を積んで大人になる準備をしなくちゃいけない時期なのに、親が何でも先回りして解決しちゃおうとするから、子どもはどんどん指示待ち人間になっていくんだわ。
カエル先生 子どもに嫌われたくないと、親が怯えているようにさえ感じます。褒めて伸ばす指導法があることもわかるけど、褒められるだけじゃ子どもは勘違いしてしまう。最近の学校はバカ親にまで事なかれ主義でペコペコしちゃうから、状況はますます悪くなっていますよね。何か問題が起きた時、本当は子ども自身に「なぜいけないのか」を考えさせるのが一番大切なはずなんです。でも、最近の学校でそういう指導はほとんどできなくなっているんです。
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