 |
|
|
 |
F1ジャーナリストの南アフリカ体験。
カメラマンは身ぐるみはがされた! |
|
 |
| なるほど、経済急成長中の南アフリカ。普通に暮らし、働いている人がほとんどなわけだから、闇雲におそれる必要はないのかも知れない。次は、実際に南アフリカで行われたF1GP取材に訪れた経験のある、F1ジャーナリストの赤井邦彦氏にその体験談を聞いてみた。F1取材で世界を飛び回る赤井氏は、南アフリカに恐怖を感じたのだろうか? |
|
 |
赤井邦彦氏
F1ジャーナリスト。1951年岡山県生まれ。自動車雑誌編集部を経て77年に渡英。F1グランプリを中心とした欧州のモータースポーツ・イベント取材をスタート。81年に帰国。以来、日本を代表するF1ジャーナリストとして多彩な活動を続けている。近著に『自動車漂論』がある。 |
|
 |
僕が南アフリカで取材したのは、もう10年以上前の話だけどね。F1GPの会場はヨハネスブルクの近くにあって、都心部の治安はたしかに悪かった。ホテルもレストランも、道路に面して金網が張り巡らされていて、ホテルにタクシーを呼んだら、金網の内側で乗り込んで、レストランの金網の中に入って降りるんだ。途中、信号待ちで止まった時に、突然黒人が車に近づいてきて。とっさにドアロックをかけたら「素早くて助かったね」って運転手に褒められたよ。
あるカメラマンは、GP取材の合間に、街の風景を撮ろうとしてカメラをもって一人に街に出たら、あっという間に大男に囲まれて、カメラや財布、身ぐるみはがされた。カメラが無くなって頭を抱えてたけど、命が無事だっただけよかったよね。
そういえば、夕食に行った日本食のレストランで、そこの主人が「昨日、そこの駐車場で撃ち合いがあって一人死んだよ」なんて言ってたな。銃が割と簡単に手に入るみたいだから、油断はしちゃいけないね。
ただ、無謀なことをせず、セキュリティに気を配っていれば、南アフリカは豊かな国。ヨーロッパのモータースポーツの世界で活躍したセレブたちの中にも引退して南アフリカに住んでいる友人が何人かいる。僕自身、レースが終わった後、セスナで1時間くらいのサファリ観光に行った。野生動物がいる大自然とシャンパンに囲まれて、最高の時間を過ごせたよ。
そもそも南アフリカに限らず、海外旅行で油断しないことは常識でしょ。僕もパリの空港でアタッシュケースを置き引きされたことがある。たとえば、鞄を足下にただ置くんじゃなくて、足で挟み着けておくとか、常に身体に触れている状態にしておくことが大切とかね。世界中のF1でもそうだけど、実際にワールドカップが開催されることになれば、街はいい意味でお祭りムードを楽しめるはず。あまり臆病になりすぎないで、でも、絶対に油断しないで楽しんでくればいいんじゃないかな。 |
|
 |
| ●次のページは、「母娘がドライブ中にレイプされたり……。」 |
|
 |
|
|
|
|
|
|