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バックナンバー 2008年11月号
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【調査】まずは疑って係!/生化学研究者に聞いてみました 『遺伝子組換え食品』は世界を救う?
 
自然界に存在しなかった野菜では?
『遺伝子組換え食品』は世界を救う?遺伝子組換え作物に関する報道や反対意見には「まったく新しい『種』が誕生」とか「フランケンシュタイン作物」といった表現が目に付く。禁断の遺伝子組換えによって「怪物」が生まれるのではないかという畏怖だ。「残念ながらマスコミの記者やキャスターも専門家ではありません。遺伝子組換えは、その作物のゲノム中にある数万という遺伝子の中に、たったひとつの遺伝子を加える、あるいは入れ替えるだけ。大豆は大豆、トウモロコシはトウモロコシのままですからね」と芦田氏。

あなたは「ゲノム」について正しく説明できるだろうか。報道や反対意見に潜む科学的な矛盾や間違いに気付くためには、ゲノムやDNA、遺伝子についての正しい知識が必要だ。残念ながら世の中には「ゲノムって何だっけ」って人が大多数。だからこそ極端な報道やセンセーショナルな反対意見に先導されて、不安ばかりが募ってしまう。

「遺伝子組換え作物を『自然界にはなかった存在』と断罪する批判もよく目にします。でも、現在の社会に流通している野菜などの食品で、自然のままと呼べるものがありますか? ほとんどすべての野菜は品種改良の結果生まれた作物。野生のブタはイノシシだし、乳牛だって野生で生き残れるはずがありません。自然界に存在しないモノを拒否していたら、食べられるものはなくなってしまいますよ」(芦田氏)

そもそも、日本人が愛するソメイヨシノも「葉が出るよりも先に花が咲く突然変異。種子ではその形質が伝わらないので挿し木などで増やすクローンです」と芦田氏。ペットの犬や猫だって遺伝子操作のたまものだ。遺伝子をいじくることが神の領域を侵すなんてモラルは、とっくの昔にぶち壊しつつ発展してきたのが人間社会なのだ。
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 カイシャ非常口
 
 
 2008.11 CONTENTS
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竹原慎二のボコボコ相談室 Round.37
『遺伝子組換え食品』は世界を救う?
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