県知事 ああ、よくテレビ番組とかでやってる家だね。床をビー玉が勢いよく転がっちゃうみたいな。
総理 そういえば、完成した家を施主に引き渡す日に「ビー玉とか持って行ったほうがいいかな?」って聞かれたことがあったよ(笑)。無垢のフローリングの上にビー玉置けば、そりゃ少しは転がるって。
大統領 テレビで取り上げてる「床下の材木が足りない」みたいな酷い家って、常識で考えるとあり得ないよな。設計したり施工する会社にとっては、自殺行為でしょ。やったもん勝ちで、バレそうになったら会社をたたんで逃げちゃうようなヤツらなんだよね。たとえば、その会社が今までに手がけてきた家を見るとか、口コミの評判を調べてみるとか、家づくりを任せる会社との信頼関係をつくるのが、コツといえばコツなんだろうね。
県知事 中古住宅の場合、リフォーム済みって物件には要注意かな。傷んだり手抜きの部分をリフォームで隠してたりして。ウチなんかの場合、施主さんも家づくりへの思い入れが深くて、現場に頻繁に足を運ぶ人が多いから、露骨な手抜きなんてあり得ない。
総理 もちろん、一軒一軒まったく違う注文建築で、人間がやることだから「間違えた」ってことはないとはいえない。でも、それを「欠陥」だってヒステリックに騒がれても困るよね。問題があれば、ひとつひとつ誠実に対応しますよ。
県知事 話は少しズレるけど、家の性能の一部だけをやたらに強調する傾向にも違和感があるんだ。たとえば「外張り断熱」は、在来工法で内側の壁に柱を見せる真壁構造の家では有効な方法だから、ウチなんかの場合はそもそもスタンダードなんだよね。気密性能や断熱性能、耐震性や防火とか。本来、家はそういう全ての性能を、決められた予算の中でバランスよく実現するべきものなんだもの。
大統領 ウチに限らず、良心的な会社はハウスメーカーとかが強調してるような性能の実現にはちゃんと取り組んでるよね。いい家をつくりたかったら、施主さんもそれなりに勉強して、理解を深める必要はあるかも知れないな。もちろん、いろんな要望に対しては、われわれ営業マンがサポートするんだけどさ。
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