[月刊チャージャー]
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好きが高じてわらしべ社長
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【連載】好きが高じて、わらしべクリエイター 全高3.8メートルの実物大搭乗型ロボットを作り上げた男。 鉄鋼アーティスト 倉田光吾郎
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失恋した時こそ、良い作品ができる。

 幼少の頃はプラモデルが好きで、よく作ってたんですよ。それで、原寸大のロボットを一度作ってみたいと考えたのが、スコープドッグ製作のきっかけ。着手から完成までには約1年もかかり、作業中に鉄柱が上から落ちてきてあやうく大ケガ! なんて場面もあって、いろいろ苦労したけど、ブログに書いてあるとおり、楽しい生活でした。

スコープドッグ

 大抵、失恋や別れの後は、結果的にいい作品が出来る(笑)。ノート型のモバイルPCのときは、3年くらい好きだった人にフラれたショックで無駄に作りこんで、海外からも高い評価を得られる一品に完成。そして、このスコープドックも、ドイツで同棲していた彼女と別れた負のエネルギーを注ぎ込んで(笑)大胆に製作。今現在は、結構幸せなので次の傑作は生まないように気をつけているところ……それもどうかと思うけど(笑)。

 現在は、中目黒のピザ屋SAVOYの建築を手がけています。今までは建物に対して鉄を後付けするというスタイルが主だったのですが、今回は鉄ありき。建物を鉄に合わせるという形です。自分は建築に関しては知識はないのですが、たりない知識はそのつど勉強するのが自分のスタンス。自分が出来る範囲のことだけだと、完成するモノも予想の範囲内になってしまう。そうじゃなくて自分の想像も超えるようなものが創りたいんです。だから、今回の仕事は今までに無いチャレンジな分、スゴく楽しみ。半年以上かけて完成させる予定です。

 普通に建物の専門家が作れば、建物は完成するでしょう。でも、自分のような素人がプロデュースするほうが、誰も見たことがないような建物が出来る可能性は高い。もちろん、自信はあるけど、不安もあります。作品が完成間近になると、これでいいのかって疑問を持つことも。だから、発想とヒラメキを信じてあとは力技。ムキになって製作しても、良いモノはできません。

 この仕事は、人に評価されて初めて認められる部分があるけど、いちばん大切なのは評価される、されないではなくて、自分なりの努力をすること。そして、クリエイターにとって特に必要なのは作った後、見てもらうための努力なんです。作品として凄いモノを作っても、いまいちパッとしなかったり、どうでも良いものが、巧みな広告効果で世界を飛び回ったり。理不尽だなぁと思うこともしばしば。だから、まずは魅力的な作品を作り、その後のバランスを上手にとる。それを実現するのに大切なのは、人との付き合い。やはり見てくれるのも、助けてくれるのも、すべては人。僕はそう思って、製作をしています。なんでも作るよ。


鉄鋼アーティスト 倉田光吾郎



取材・文/石井カイジ、mashroom.jp
撮影/mashroom.jp


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タタキツクルコト 1/1スコープドッグ製作日誌・倉田光吾郎blog「なんでも作るよ。
・倉田光吾郎site「なんでも作るよ。

倉田光吾郎著書
タタキツクルコト 1/1スコープドッグ製作日誌
(インフォバーン刊)


 カイシャ非常口
 
 
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