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好きが高じてわらしべ社長
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【逸話】好きが高じてわらしべ社長/シホ有限会社G-Revo 代表取締役社長:藤田志穂『ギャル革命』。最初は誰も相手にしてくれなかったけど…
 
■PROFILE 藤田志穂
1985年生まれ。千葉県出身。雑誌の読者モデルを行いながら、ギャルのイメージを一新させようと「ギャル革命」を思い立つ。2005年1月よりブログ「ギャルの革命!!〜10代ギャルの起業〜」をスタート、人気を博す。19歳でシホ有限会社G-Revoを設立。“ギャル社長”としてTV出演などメディアへも露出し、注目を浴びる。起業家としてのみならず、モデル業や自らがプロデュースする、アーティスト、sifow(シーフォウ)としても活動しており、エイベックスレコードよりメジャーデビュー。また、大手広告代理店とのマーケティング事業や、渋谷109におけるショッププロデュースなど、着実にビジネスの基盤を拡げつつある。

『ギャル』っていうだけで、
バイトもろくにできなくて。


汚い、うるさい、バカっぽい。適当、軽い、すぐヤレル。『ギャル』っていうだけで、そういう風に見られる。「キミたち、将来のこと考えてないでしょ?」って、そんなの、ぜんぶ偏見ですよ。

ギャルに憧れはじめたのは、中学生の時です。雑誌の読者モデルを見て「かわいいな、私もこういう風になりたいな」と思うようになって。周りの友だちとも「いいよね」「ああいうカッコ、したいよね」とか話してました。卒業する頃には、先生にバレないように軽く髪をいじったりしてたんですが、バレるともの凄く怒られたんです。でも、私には『怒られる意味』が全然理解できなくて。だって、見た目が変わっても中身は変わらない、別に不良でもなんでもない。真面目に学校行ってるし、誰に迷惑かけてるわけでもないのに、何で怒られるんだろう? って。

シホ有限会社G-Revo 代表取締役社長:藤田志穂
高校に入って、本格的なギャル生活が始まりました。制服もあるけど私服通学もOKという学校で、私は制服マニアでした。最近では、デパートに行くと『どこの学校の制服でもない制服』とかフツーに売ってるんですよ。で、他校の制服なんかも集めて、毎日、どの制服を着ていくかで悩んでました。かわいい制服を着てる子がいると「それどこの制服?」とか情報を出しあって、友だち同士で制服交換したりもしてました。

そういう校風だったので、学校生活は楽しかったけど、学校の外では虐げられてました。私だけじゃなく、友だちもみんな苦労してたんですよ。例えば、バイトの面接にしても10回受けて1回通ればラッキーなくらい。外見でまずハネられちゃう。ギャルは、バイトさえまともにできないんです。

そんな中で見つけた貴重なバイトが、運送屋さんでの事務。でも、最初は仕事をさせてもらえませんでした。とりあえず周囲の真似をして伝票整理とか、自分で仕事を見つけて黙々と手を動かすんですが、「できもしないこと無理してやらなくていいよ。みんなの仕事を増やすだけだから」というようなことを、仕事を見もしないで言う上司もいて。過酷でしたよ〜(笑)。でも、そんな環境でも辞めちゃうのは嫌だったんです。そのバイトを逃したら次のバイトを探すのも大変だし、何よりそんな風に見られて逃げ出すのは悔しかったし。ここはちょっと踏ん張るしかないぞと。だんだんみんなと仲良くなると「なんだ、意外とマジメなんだね」「今ドキの子だからすぐに辞めると思ってた」とか、フレンドリーに言ってもらえるようになったんですけどね。結局、高校1年から起業する寸前まで3年半、勤めさせてもらいました。

高校1年の時から、趣味程度ですが音楽をはじめました。私は作詞をやりたかったから、ネットの掲示板で作曲ができる人を探して、一緒に曲をつくったりしてました。3年の終わりには、モデルもやりはじめて。ギャル系雑誌で読者モデルをしている友だちがいて、撮影についていったら、「キミも出てみない?」と誘われて。それをきっかけに、私もいろんな雑誌に読モ(読者モデルの略称)として参加するようになったんです。

でも、別にタレントになりたいとか、そういうんじゃなかったんです。とりあえず『何かをやりたい』という思いは強かったけど、自分が何に向いているのか、何をやりたいのかは全然分かってなくて。美容にも興味ある、音楽もやりたい、撮影も楽しいし、編集とかも面白そう。でも、ずば抜けて『コレをやりたい!』というものはなかったんです。

大学には最初から行く気ありませんでした。基本的に勉強は嫌いだったし。それに、分野を絞って専門学校というなら分かるけど、とりあえず大学に行って興味のないことを勉強するなんて意味ないじゃん、と思ってたし。私、早く働きたい人だったんですよ。早く親元を離れて自立したい、と思ってた。親とは仲いいんですけどね。

次のページは、「堂々と書いた『ギャル革命』。最初の定款はハネられた(笑)」

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