安達祐実の「しょうがない精神」
僕はそんな安達祐美の強さを紐解く鍵は、2006年にヘアヌード写真集を出版した母に対して安達がコメントした「撮った物はしょうがない」という台詞に秘められていると思っている。そう「しょうがない」なのだ。済んだことをいちいち気にしたって前には進めない。そんなことより、「しょうがないから次!」と気持ちを切り替える方が自分の人生にはプラスに働く。なにげない台詞だが非常に奥深い言葉だと思う。
そう考えると、安達は様々な騒動をすべてそんな「しょうがない精神」で乗り越えてきたんじゃないだろうか。両親が離婚しようが、母が自分の初恋相手と再婚しようが、日本テレビで爆弾事件が起ころうが、執拗なイジメを受けようが、黒田アーサーと破局しようが、井戸田潤とできちゃった婚しようが、母が全身整形して再びヌードになろうが、とにかく「終わったことはしょうがない」。過去を引きずることなく、常に前向きに気持ちを切り替えてきたわけだ。だから、彼女の笑顔はいつも新鮮で澱みがない。
そう言えば、かつて安達祐実と堀越学園で同期生だった某女性タレントに、高校生時代の安達の逸話を聞いたことがある。なんでも当時の安達は堀越の芸能コースの中で群を抜いた女帝だったらしく、北海道に修学旅行に行った際、同級生たちに高級な寿司を自腹で振舞うという豪傑ぶりを見せていたとか。あのロリータフェイスからはまったく想像もつかない男気溢れる伝説である。それもまた「私が一番芸歴が長いし、稼いでるんだからしょうがないじゃん」ということか。
とはいえ、この「しょうがない精神」があれば離婚してシングルマザーになったとしても、安達の今後は安泰だろう。離婚の陰を引きずることなく、幾つになってもあどけない笑顔を振りまいてくれそうである。井戸田へ慰謝料は請求せず、養育費だけは貰うという安達の判断にも「しょうがない精神」が垣間見える。過去の傷に対する慰謝料なんかいらないから、未来の子供に対する養育費をくれってこと。まさに「同情するなら金をくれ」である。同期の小室哲哉も安達の強さを見習うべきである、と、毎度のように僕は勝手に妄想するのだ。 |