この時季の「カラダの不調」と「ストレス」の意外な関係とは?

引越しや職場環境・人間関係の変化など、新年度がスタートして間もないこの時季は、カラダの不調や疲れが出やすくなりがち。実はこうした「カラダの不調」は、「ストレス」と密接に関係しているということをご存じでしょうか?
過度なストレスや慢性的なストレスを放っておくと、夜なかなか眠りにつけなかったり、プレッシャーを感じてお腹が痛くなってしまったり、知らないうちにカラダの不調へとつながっていきます。
安定したいつも通りの毎日を過ごすため、「カラダの不調」と「ストレス」の関係を知って、ストレスとの上手な付き合い方を考えてみませんか?

この時季は、ストレス症状が出やすい…?

季節の変わり目で気温が変化し、ジメジメとした梅雨の時季に入ると、カラダの不調や疲れが、より出やすくなります。
休み明けにオン・オフの切り替えがうまくいかずカラダがなかなか順応しない…と悩む人も多いのではないでしょうか?

何をするにも気分がのらない、だるさが続いている気がする、集中力が続かない…など、仕事や趣味に対する意欲や自発性が低下したり、感情の起伏が小さくなったり、周囲に無関心になったりと無気力な症状をもたらす「無気力症」という症状もあります。五月病の症状として知られるようになった無気力症の反応は、強いストレスから心を守るための逃避行動だとも言われています。

ストレス症状が出やすいこの時季は、カラダの不調に対して、特に注意が必要になるのです。

あなたにも心当たりはありませんか?ストレスによる「不眠」や「腹痛」

この時季の不調で注意したいことの一つが「不眠」。明日のことが気になって夜なかなか寝付けない、夜中や明け方に決まって目が覚めてしまう、起きた時にぐっすり眠れたという満足感がない、といった睡眠の不調は、実はストレスが原因であることも。

こうした不眠の状態が続くと日中にもさまざまな不調が現れるようになり、倦怠感・意欲低下・集中力低下・頭重・食欲不振などを引き起こし、日常生活に支障が出ることもあります。

もう一つ気をつけたいのが「お腹の不調」。通勤時に突然お腹が痛くなった、明日のプレゼンのことを考えていたらお腹を下してしまった、といった経験はありませんか?お腹の不調もストレスが大きな原因となっていることが多いのです。

また、お腹に痛みを感じたり、便秘や下痢などのお通じの異常が数カ月以上続く場合は過敏性腸症候群(IBS)が疑われることもあります。ストレスによって不安状態になると腸の収縮運動が激しくなり、痛みを感じやすい知覚過敏状態になってしまうため、症状がお腹に現れることが多いと言われています。

ストレスに負けたままでいたくない!そんな時の対抗策とは

日常生活を送るうえでストレスをゼロにすることは至難の業。でも対抗策はあります。ここでは、そのいくつかをご紹介しましょう。

  • ・リラクゼーション
    最も手軽な方法は腹式呼吸。 自宅やオフィスなどでも簡単に行えます。 自分に合った方法で心身の緊張を緩めましょう。
  • ・ストレッチ
    心身のリラックスに効果的。長時間、同じ姿勢でいることで起こる「こり」は、ゆっくりと筋肉を伸ばすストレッチでほぐしましょう。
  • ・適度な運動
    無理のない範囲で適度な運動をしていきましょう。楽しむという感覚で行うことがストレス解消につながります。
  • ・快適な睡眠
    起床時に気持ちが良く、日中に眠くならない睡眠を指します。必要な時間には個人差があります。
  • ・親しい人たちとの交流
    気構えなく接することができる友人・知人と話をすることで、不安やイライラした気持ちが整理されます。解決策がみえたり、アドバイスがもらえることも。
  • ・笑う
    思いきり笑うことが免疫力を高めると言われています。積極的に笑いを取り入れていきましょう。
  • ・仕事から離れた趣味を持つ
    同じ趣味を持つ人々との交流は、新たな人間関係を生み、生活の幅を広げます。仕事から解放されているという実感が、仕事への意欲も高めます。

上記以外にも、最近注目を集めているストレス対処法が「ストレスコーピング」。ストレスコーピングは、認知行動療法をストレス対策に応用し、ストレスの基であるストレッサーにうまく対処する手法として知られています。
心とカラダの健康を維持するためには、これらの対処法で一時的に回避することも大切です。

「腸」は“第二の脳”。ストレスによる不調は「腸」から改善できる!?

近年、腸からのストレスケアも注目を集めています。腸は、単なる消化器官だと思われがちですが、“第二の脳”とも呼ばれていることをご存じでしょうか?

これまでの研究によって、腸は人体における最大の免疫系組織であり、多くの神経系・内分泌系組織が集まっていることが分かっています。一方、脳は腸を動かすために生まれた、神経細胞が進化したものとも言われています。脳と腸は相互にメッセージを伝え合い、影響し合う関係にあり、“脳腸相関”と呼ばれています。脳がストレスを感じると、腸の動きが変化して便秘や下痢に、反対に腸の調子が良くなることで、脳がリラックスして熟睡できる…といったことが“脳腸相関”の具体例としてあげられます。

こういったことから、腸内環境を整えることでストレスを改善できる可能性があるとされており、“脳腸相関”は、ストレスにさらされがちな現代人が注目すべき健康テーマといえるでしょう。

腸から脳へ働きかけて、ストレスによる不安や不眠を改善!?ストレス症状を改善する乳酸菌「C-23ガセリ菌」とは

ストレスによる不安感や不眠の改善、腹痛の改善傾向が期待されている乳酸菌、「C-23ガセリ菌」をご存じですか?

「C-23ガセリ菌」は、“脳腸相関”に着目して研究が進められた乳酸菌の一種で、乳酸菌飲料「カルピス」の研究を起源にもつ長年の研究から発見されました。
研究の結果、従来の乳酸菌のような腸内環境を整える働きに加え、腸から脳に働きかけることでストレスを緩和したり、ストレスによるさまざまな不調を改善する働きが分かっています。

出典・参考:
厚生労働省「生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネット」
厚生労働省「こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト」
日本消化器病学会「患者さんとご家族のための過敏性腸症候群(IBS)ガイド」