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熊本の子どもに届ける、チャリティーサンタの「クリスマスから始まる物語」

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ヤフーの社会貢献

Sponsored by ヤフーの社会貢献

配信期間:2016/11/22(火)〜12/25(日)

熊本の子どもに届ける、チャリティーサンタの「クリスマスから始まる物語」

熊本県では2016年4月、震度7の地震が2回発生しました。震度1以上の余震は4000回を超えます。避難所、自宅の車庫、仮設住宅など、被災者の住む場所は次々と変わり、子どもたちのストレスも懸念されます。

今年も近づいたクリスマス。NPO法人「チャリティーサンタ」(東京都)は、熊本地震で被害にあった子どもたちにサンタが訪問する特別企画を予定しています。その想いとは。そしてサンタクロースが今年、贈りたいものとは――。

熊本のいま。「仮設生活」が半年近くになる被災者も

震度7の大地震が2度襲った、「激震地」の益城町。
秋晴れの11月中旬。パワーショベルの音があちこちで鳴り響き、壊れたままだった家の解体が進んでいました。しかし住宅の修理や再建はまだ途中。ブルーシートを屋根や周りにかけた家が目立ちます。

住宅地で家屋の解体が進みます。

住宅地で家屋の解体が進みます。

ブルーシートが町の至るところで見られます。

ブルーシートが町の至るところで見られます。

被災者向けの仮設住宅は、畑などに広がっています。町南部の小池島田仮設団地では、7月開設の48戸に加えて、秋に、周りの土地が次々と仮設住宅に変わりました。

町で初めての仮設となった町南東部の赤井団地(35戸)では、すでに「仮設生活」は半年近く。入居者の多くは高齢者ですが、子どもも集会所の前でワイワイ遊んでいました。

熊本県全体では一時最大18万人以上が避難生活を送りました。益城町では、指定避難所だった体育館が10月末で閉鎖。町の被災者は、仮設住宅やアパートの「みなし仮設」に住んでいます。

熊本の子どもたちは、いま

益城町立飯野小学校5年の宮崎蘭愛(らな)さんは、最近同級生と同じ小池島田仮設団地に引っ越しました。母の里香さんは「友達同士よく遊ぶので、何度も抽選に申し込んで、やっと当たりました」といいます。

仮設住宅でバドミントンをして遊ぶ蘭愛さん(右)たち

仮設住宅でバドミントンをして遊ぶ蘭愛さん(右)たち

自宅は全壊。それまで「小屋」生活でした。
「自宅前の車庫にパレットと畳をひいて、ブルーシートで囲った手作り小屋です。このあたりは小屋で生活する人が多かったですね」と里香さん。壁は薄く、雨や車の音が気になったといいます。

蘭愛さん(右)も、くまモンの折り紙に挑戦。意外と簡単でカワイイ。

蘭愛さん(右)も、くまモンの折り紙に挑戦。意外と簡単でカワイイ。

蘭愛さんに「何がほしいですか」ときいたところ、「公園」との答え。思いっきり遊べる場所が少ないことが悩みです。友達とバドミントンやくまモンの折り紙をして遊んでいました。

赤井仮設団地の集会所は、高村蓮(れん)くん(右から2人目)や年上の子どもたちの遊び声でにぎやか。

赤井仮設団地の集会所は、高村蓮(れん)くん(右から2人目)や年上の子どもたちの遊び声でにぎやか。

赤井団地に住む高村蓮(れん)くんは、11月に4歳になりました。
母の夏子さんによると、「震災後は病気の連続だった」といいます。「震災2日後に水ぼうそうが出て避難所に入れず、福岡県境の市営住宅に。その後も40度の高熱やヘルパンギーナ、肺炎など、さまざまな病気にかかりました。ストレスがあったのだろうなと」。
いまは元気を取り戻し、年上の友達と走り回っていました。

クリスマスは「家族にとって大切なイベント」

熊本でのサンタ企画を担当するNPO法人チャリティーサンタの山田立子さんは、「熊本では、『今年は子どもに思い出を作れなかった』『思い出の品ががれきになってしまった』という声を聞きました。クリスマスを楽しむ余裕がない家庭も多いかもしれません」といいます。

「チャリティーサンタ」が活動を開始して8年。これまで21都道府県に28支部を設け、1万7000人以上の子どもにプレゼントを届けてきました。代表理事の清輔夏輝さんは、以前熊本に住んでいた愛着もあり、熊本サンタ企画の準備を震災直後から始めました。

「チャリティーサンタ」では通常、プレゼントと寄付金(1家庭2000円)を依頼者から預かり、ボランティアのサンタが12月24日にプレゼントを届けます。今回、熊本の被災家族からは寄付金を受け取りません。その代わり全国から寄付を募り、熊本の子どもたちにプレゼントを届ける予定です。

サンタのボランティアは、「被災者」でもある熊本県立大の学生が中心に担います。県外からも希望者を募り、「150人のサンタが300人の子どもに届ける」ことを目指します。「サンタ体験を通じて、大人自身も大きな気づきがある。そして県内外のボランティアの交流にもなれば」と清輔さんは期待を込めます。12月24日、サンタは県立大から各家庭へ出発します。

清輔さんは「NPOの調査でも、クリスマスは日本の家族が最も大切にしているイベントだとわかっています。しかも、1年を締めくくる最後のイベント。サンタがプレゼントを届けて、がんばったことをほめてあげて、いい思い出を作って来年を迎えてほしい」と話します。

あなたも、誰かのサンタクロース

熊本の子どもに、プレゼントと「いい思い出」を届けるサンタ企画。
しかし「サンタクロースはいない」とサンタを信じなくなるときも、いつかきます。

「チャリティーサンタ」は、その「サンタを信じる心」をなくすときも、がっかりするのではなく子どもの成長の瞬間にしてほしいと思っています。
そのために「チャリティーサンタ」では、プレゼントとともに、親にあらかじめ「サンタさんからの手紙」をわたすことにしました。子どもが「サンタはいない!」と言い出すなどして、親が今回の企画の「種明かし」をするタイミングだと判断したとき、子どもに手紙を読み上げるのです。
全国に「チャリティーサンタ」の企画へ参加した家族がいたからこそ、熊本の自分たちにプレゼントが届き、サンタクロースがやってきた――ということを。

チャリティーサンタ企画は、誰かを喜ばせるために行動するという「サンタの思い」を持つ人を増やすことも狙っています。
そして、「次は、あなたの番だよ」というメッセージも込めています。 NPOの中には、以前プレゼントをもらった子どもの中から、サンタの活動に参加する人も現れています。

蓮くんは今年初めて「サンタさん」を認識するはず、と母は感じます。

蓮くんは今年初めて「サンタさん」を認識するはず、と母は感じます。

“ワタシはあの時のサンタクロース。
実はあのクリスマスの日、
ワタシがキミに会いに行ったのは
キミに笑顔になってほしい、と願った誰かが
キミとキミの家族のために準備したプレゼントがあったから。

サンタがキミのお家にきたあの日。
キミを喜ばせたいと願う家族、
そして何よりもキミがいたから、
ワタシはサンタクロースになる喜びを知ることができました。
本当にありがとう”

地震でつらい思いをした2016年、
幸せな思い出で今年が終わりますように。

あなたも、誰かのサンタクロース。